医療の未来は田んぼの中にある?イモリを守ることが人類を救う
最近、ニュースなどで「ネイチャーポジティブ(自然再興)」という言葉を耳にすることが増えました。
「自然を回復軌道に乗せよう」という取り組みですが、なんだか少し規模が大きくて、自分には関係ないように感じる方もいるかもしれません。
でも実は、私たちの身近な自然の中に、人類の未来を救うかもしれない「とんでもない力」が隠されているのです。
例えば、雨の日に見かけるニホンアマガエル。
彼らの持つ成分が、ある病気の特効薬になるかもしれないという研究が進んでいるのをご存知ですか?
そして今日ご紹介したいのは、さらに驚くべき能力を持つ、あの身近な生き物についてです。
iPS細胞を超える!? アカハライモリの「リプログラム」能力
皆さんは「アカハライモリ」を知っていますか?
お腹が赤い、あのイモリです。
実はこのアカハライモリ、手足やしっぽはもちろん、目のレンズや心臓の一部まで、体のあらゆる部分を何度でも再生できるという、信じられない能力を持っています。
再生医療といえば「iPS細胞」が有名ですが、iPS細胞は簡単に言うと「まだ役割が決まっていない(設計図がない)細胞に、新しい設計図を与えて変化させる」技術です。
しかし、アカハライモリがやっていることは少し違います。
彼らは、すでに役割が決まっているはずの細胞を、一度リセットして別の細胞に作り変える「リプログラム(初期化)」を行っているのです。
現在、この魔法のような再生メカニズムの「原因」が何なのか、世界中の研究者が熱心に調査をしています。
もしこれが解明されれば、人間の医療にものすごい革命が起きるかもしれません。
「田んぼの守り神」が姿を消している理由
そんなスーパー生物であるアカハライモリですが、実は現在「絶滅危惧種」に指定されてしまっています。
イモリは漢字で「井守」と書くように、昔から井戸や田んぼの害虫を食べてくれる「守り神」として人間と共生してきました。
では、なぜ彼らは姿を消してしまったのでしょうか?
その大きな原因の一つが、「田んぼの水を抜く時期」の変化です。
昔の田んぼは、秋の収穫の直前まで水を張ったままでした。
しかし現在では、稲の成長途中で田んぼの水を抜いて乾かす「中干し」という作業が行われます。
なぜ水を抜くのか?
実は、田んぼに水を張った状態(湛水期)が続くと、土の中で温室効果ガスである「メタンガス」が大量に発生してしまうからです。
地球温暖化を防ぐために、メタンガスの発生を抑える目的で、水を抜く期間を長くする取り組みも進められています。
しかし、この水を抜く時期が、ちょうどイモリたちが産卵し、オタマジャクシのように水中で育つ時期と重なってしまうのです。
水がなくなれば、新しい命は育つことができません。
環境を守るための行動が、別の生き物を追いつめてしまうという、とても悩ましいジレンマがここにはあります。
ナノバブルが救世主。ネイチャーポジティブな解決策
「温暖化対策」を取るか、「生態系」を取るか。
この難しい問題に、今、新しいテクノロジーが光を当てようとしています。
それが「ナノバブル」です。
もし、田んぼの水に酸素たっぷりのナノバブルを含ませることで、土の中の環境を改善し、メタンガスの発生を抑えることができたらどうでしょう?
メタンガスが出なくなれば、無理に田んぼの水を抜く必要がなくなります。
水を張ったまま(湛水期を維持したまま)稲を育てることができれば、イモリたちも安心して卵を産み、育つことができます。
これこそが、まさに「ネイチャーポジティブ」なアプローチではないでしょうか。
広大な田んぼの水をナノバブルで好気化させると行うのは極めて非現実的なアイデアに聞こえるかもしれません。しかし我々の Nano-Inset ならそれでも実現の可能性が生まれます。Nano-Inset はコストが安く、しかも大型化に殆ど制約がありません。例えばこれを灌漑用水路に設置したり、灌漑貯水池に設置することができれば周辺の水田を一気に好気化させることができます。
自然を守ることは、私たちの未来を守ること
ただ「可哀想だから」自然を守るわけではありません。
ニホンアマガエルやアカハライモリが持つ未知の力は、私たち人間の病気を治し、未来の医療を大きく進歩させる可能性を秘めています。
私たちが自然を壊せば、その恩恵を受けるチャンスも永遠に失われてしまいます。
最新の技術を使って自然と共生する道を探ることは、地球のためであり、何より私たち自身のためなのです。
田んぼの守り神であるイモリが、これからもずっと私たちのそばで生きられるように。 そんな「ネイチャーポジティブ」な世界を、一緒に作っていきませんか?
ビジネスパートナー募集
CWMは現在、この「Nano-Inset」技術を用いて共に社会に大きな変革をもたらすビジネスパートナーを募集しています。 ハードウェアの販売益ではなく、地球環境への貢献とカーボンクレジットという新しい価値創造にご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

