コンクリートを「CO2の貯金箱」へ。ナノバブルが変える建設業界の未来
1. セメントは、実は「CO2排出」の塊
コンクリートの主原料であるセメント。
実はその製造過程で排出される二酸化炭素(CO2)の量は凄まじく、「セメント1トンの製造につき、約0.8トンのCO2が出る」と言われています。
「セメント1トン」は、一般的な住宅の駐車場「約2台分」の床を固めるのに必要な量とほぼ同じ。
つまり、車2台分のスペースを舗装する材料を作るだけで、約800kgものCO2が空に放出されていることになります。脱炭素社会において、このセメントの使用量を減らすことは、建設業界にとって避けては通れない最優先課題なのです。
2. 「CO2を混ぜる」とコンクリートは強くなる
CO2を「混ぜる」とコンクリートは強くなる、「減らす」のではなく「混ぜ込む」という画期的な手法があります。
セメントに水や砂利と一緒に適切なタイミングでCO2を注入すると、化学反応で「炭酸カルシウム」が生成され、この微小な炭酸カルシウムがコンクリート内部の隙間を埋めることで組織が緻密になり、結果としてコンクリートの強度が高まるという仕組みになっています。
強度が上がるためセメントの使用量を約6%削減可能になり、CO2をコンクリート内部に永久固定します。
この技術は、再生コンクリートの活用においても画期的な効果をもたらします。
従来、古いビルなどを解体して得られる「コンクリートガラ」を砕いて砂の代わりにするリサイクル素材は、強度が弱くなる傾向がありました。
しかし、このCO2注入技術を組み合わせることで、リサイクル材を用いたコンクリートの強度を向上させることができます。
これにより、品質の高いリサイクル素材を積極的に採用できるようになり、環境負荷を低減すると同時に、世界的に深刻化する「砂不足」の問題に対しても大きく貢献することが可能になります。
3. 「ナノバブル」がロスをゼロにする
この手法を支えるのが、日本が得意とするナノバブル技術です。
CO2を気体(ガス)としてそのまま入れるのではなく、目に見えないほど極めて微細な泡(ナノバブル)として水に溶け込ませることで、以下の特性が発揮されます。
浮力が小さく逃げない
ナノバブルは浮力がほとんど働かないため、長時間液体の中に留まり続けます。効率よく溶け込む
泡が微細なため表面積が劇的に大きく、液体に効率よく反応します。
さらに、運用面でも「ガスは気化する力」「水は3mほどのタンクからの水圧」を利用することで、電力をほとんど使わずにシステムを動かすことが可能で、また装置そのものがナノバブル発生装置としては極めて小型・シンプルであるため「オンサイト運用」が可能となる点が非常に大きなアドバンテージです。例えば、工事現場や散水車の車上でも稼働させられます。
4. 道路建設への革命(ロードスタビライザーとの連携)
この技術は、建築物だけでなく「道路」にも応用可能です。
道路を造る重機「ロードスタビライザー」は、土を砕きながら石灰などを混ぜて路盤を固めます。
その際、従来使っていた「ただの水」を「CO2ナノバブル水」に置き換えるだけで、大きなメリットが生まれます。
石灰との相性が抜群
石灰はCO2と反応して硬くなる性質があります。ナノバブル水を使うことで、土の深くまで均一にCO2が行き渡り、道路の土台をより早く、強固に固めることが期待できます。導入がスムーズ
重機の仕組み自体を大きく変える必要がなく、既存の散水システムを流用できるため、現場への導入ハードルが非常に低いのも特徴です。
5. カーボンクレジットという新しい価値創造
我々の狙いは、セメントの削減分と、コンクリートや道路にCO2を封じ込めた分を「カーボンクレジット」として申請・取得することです。
環境への貢献を数値化し、ビジネスとしての収益性を高める。まさに「地球に優しく、経済を回す」新しいモデルの形です。
ビジネスパートナー募集のお知らせ
CWMは現在、この革新的な「Nano-Inset」技術を用いて、共に社会に大きな変革をもたらすビジネスパートナーを募集しています。
私たちは、単なるハードウェアの販売益を追求するのではなく、地球環境への貢献とカーボンクレジットという「新しい価値創造」を共に実現したいと考えています。
このビジョンにご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

