農薬・肥料を大幅カット!病気に負けない「強い土」をつくる、超高密度ナノバブルを使った農法について

農薬・肥料を大幅カットの野菜の画像

農業において「収量を上げたい」「病気を減らしたい」、そして「高騰する肥料や農薬のコストを抑えたい」というのは、多くの農家様が直面している切実な課題です。
特に近年は、リン鉱石などの枯渇を背景にした肥料不足や価格高騰が、世界の食糧生産に大きな影を落としています。
こうした農業界の深刻な問題を根本から解決する技術として、「超高密度ナノバブル(ハイパーデンスナノバブル)」があります。
今回は、水と空気の力だけで作物が劇的に元気になり、収益を最大化できる革新的なメカニズムをご紹介します。


現代農業の抱える課題とその根本原因

現代の農業は、作物の発育不良や病害、それに伴う農薬・化学肥料への過度な依存という慢性的な問題を抱えています。では、なぜこのような問題が起きるのでしょうか。

その根本的な原因は、「土壌環境の悪化」と「酸欠」にあります。

連作や化学肥料の多用により土壌のバランスが崩れると、土の中の有益な微生物が減少し、病原菌が繁殖しやすい環境が作られてしまいます。

さらに、水田のように長期間水を張る嫌気性環境(酸素が乏しい状態)では、土が酸欠状態に陥ることで、温室効果ガスであるメタンガスが大量に発生してしまうという環境問題も引き起こしています。

つまり、農業におけるコスト高騰や病害、さらには環境問題までもが、「土の中の環境(菌の多様性と酸素不足)」という共通の原因に結びついているのです。
これを解決するためには、対処療法的に農薬を撒くのではなく、病気に負けない「強い土」を根本からつくる必要があります。


「強い土」をつくるメカニズムと実証された効果

1.農研機構が証明した「強い土」の条件と横山博士の研究

病気に強い土とはどのような土でしょうか。最新の農業微生物学において、横山和成博士を中心とする農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)の研究チームが、非常に重要な事実を突き止めました。それは、「土壌微生物の多様性が連作障害や土壌病害、作物の成長や収穫量に決定的な役割を果たしている」ということです。

(参考:横山和成博士による解説動画はこちら[3."土の中の銀河"微生物多様性が支える地球生命圏|横山和成])

この有益な微生物の多様性を保ち、菌を増やすために最も重要なもの、それが「酸素」です。
超高密度ナノバブル水を作物に利用するには作物の種類に応じて2通り(片方または両方)あります。

超高密度ナノバブル水を作物に利用するには作物の種類に応じて2通りあることの説明画像
  • 「葉や実」そのものが商品となる作物:CO2ナノバブルのミスティング

  • 根菜類をはじめ、あらゆる野菜や果物:酸素・空気の水滴灌漑

CWMが開発した「Nano-Inset」は、1mlの水の中に100億個という世界最高クラスの密度でナノサイズの泡を封入できます。この超高密度ナノバブル水が土の奥深くまで酸素を届けることで、土中が好気的環境に保たれ、好気性菌が爆発的に活性化します。
結果として作物を病害から守り、最高の育成環境を作り出すことができるのです。これが、「強い土」をつくるメカニズムです。

2. ナノバブルが解決する農業の課題

強い土が作られることで、農業の現状課題に対して以下のような劇的な解消策がもたらされます。

①肥料の大幅な削減

中国の復旦大学の論文によると、「ただの水」を「ナノバブル水」に変えるだけで、通常よりも約25%少ない肥料で従来と同等の収量を達成でき、稲の収量が約8%増加したことが確認されています。

②「水はけの向上」を活かした、農薬に頼らない害虫防除と病害耐性

ナノバブル水を土壌に浸透させると物理的に水ハケが良くなるため、「水を多く与えすぎて根腐れを起こす」という心配がありません。

この特性を活かし、高知県のイチゴ農家では頻繁に葉に水をかけてハダニを物理的に洗い流すことに成功し、農薬の使用量を大幅に減らしています。
また、Nano-Insetとオゾンを組み合わせたFROWを使えば、病原菌やウイルスを無農薬で除去することも可能です。

③地球温暖化ガスの抑制と生態系の保護

水田などの嫌気性環境では、温暖化ガスであるメタンガスが大量に発生し、世界的な環境問題となっています。

ナノバブル水で水田を好気性環境へと変えることで、メタンガスの排出を大幅に抑制し、環境に配慮したサステナブルな農業を実現できます。
また、温暖化を防ぎながら、未来の医療の鍵を握るイモリたちの命も守る。
環境と生態系の両方を救う「ネイチャーポジティブ」な農業も実現できるのです。

詳しくは「医療の未来は田んぼの中にある?イモリを守ることが人類を救う」をご覧ください。

3. 高品質化・出荷スパン延長による収益の劇的アップ

ハウス栽培のイメージ画像

土が強くなることで、実際の現場では以下のような収益アップが起きています。

◾️市場で「最高値」が付く(品質向上)

イチゴ:糖度が16度以上にまで跳ね上がり、味が格段に良くなったことで、市場で最高値が付き、大幅な増収となりました。

メロン・ナス:色艶や実の張りが良くなり、市場での評価等級が上がったことで単価アップを実現しています。

◾️収穫期間の延長と爆発的増産

ナス:通常は時期によって生育の勢いに波(上下のサイクル)がありますが、通年で常に安定して花が咲き、実がなるようになりました。結果として通常の約3割の増産となり、「収穫が人手不足で追いつかない」という嬉しい悲鳴が上がっています。

生姜:露地栽培において病気リスクを無くし、周辺農家が不作で1反あたり5トン前後の収穫にとどまる中、圧倒的トップとなる「8トン」の収穫を記録しました。

イチゴ:通常、4月初めには収穫シーズンが終了し株が弱っていきますが、ナノバブルを使用しているハウスでは6月になっても葉が青々と茂り続け、根が容易に抜けないほど強く張り、長期間にわたって実をつけ続けました。

◾️ウイルス病からの復活

黄色壊死の葉の状態の画像

高級メロンの栽培において、一度かかると株を間引くしかないとされる凶悪なウイルス病「黄色壊死」があります。

しかし、ナノバブルを導入したハウスでは、この病気にかかったメロンがそのまま成長を続け、新しく伸びた葉は健康な緑色に復活し、通常通りに実を結ぶという、これまでの農業の常識ではあり得なかった事例も確認されています。


ISO(国際標準化機構)も認めたナノバブルの成長促進能力

ナノバブル水を利用した場合のグリーンリーフレタスの成長比較データ図

これらの効果は単なる現場の声にとどまらず、世界的な公的機関でも科学的に評価されています。

2021年4月、ISO(国際標準化機構)は公式な技術報告書(ISO/TR24217-2:2021)を発行し、ナノバブル技術が農業(水耕栽培等)において収穫量の増加や成長速度の改善に確かな効果を認めると発表しました。

これにより、「飢餓をゼロに」「陸の豊かさも守ろう」といったSDGsの世界目標に対して非常に有望な技術であることが国際的に証明されています。

※なお、根に酸素を送るアプローチに加え、お茶(茶葉)のように「葉」そのものが商品となる栽培においては、CO2ナノバブルのミスティング(散布)を行うことで光合成を直接促進する高い効果が期待できます。


圧倒的なコストパフォーマンスで実現する次世代の農業

Nano-Insetのイメージ画像

農業のあらゆる問題を解決する鍵は、土壌を好気的に保ち、微生物の力で作物を病気から守る「強い土」をつくることにあります。
これらを実現するCWMの「Nano-Inset」シリーズは、初期費用(CAPEX)と運用費用(OPEX)の双方において非常に高いコスト効果を持っています。

  1. 消費電力は従来の「48分の1」:独自の設計により、電気代などのランニングコストを最小限に抑えています。

  2. 駆動部品ゼロで「10年以上」壊れない:装置本体は極めて丈夫な高分子素材で作られており、電気部品や動くパーツが一切ありません。そのため汚れによる目詰まりが起きにくく、メンテナンス費用もほぼかかりません。

ポンプと空気(あるいは酸素発生器)を繋ぐだけで簡単に導入できるこの装置は、高知県で独自の補助金制度も活用され、すでに60台以上の導入が進んでいます。


まとめ:これからの未来を見据えた、賢い農業への転換

コストを下げ、環境と生態系を守りながら、収益を最大化する。「持続可能で、かつ儲かる農業」への転換期が来ています。 

このイノベーションにご関心をお持ちの方は、ぜひご連絡ください。

CWMは横浜を拠点とする企業で、ナノバブルの力を誠実に応用することが、環境と、それに依存して生きる人々の命の両方を守る可能性を持つと私たちは信じています。

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